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Takeo Horie Lab
Graduate School of Frontier Biosciences
Osaka University
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Road to vertebrates
我々はカタユウレイボヤ Ciona intestinalis のシンプルな神経系をモデルとして、シングルセルゲノミクスと神経生理学的および発生生物学的な手法を組み合わせ、脳・神経回路の発生とその機能について、単一細胞レベル・遺伝子レベルで研究を行い、脳がどのようにして複雑化してきたのかを解明したいと考えています。
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カタユウレイボヤ成体
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カタユウレイボヤ幼生
こちらがカタユウレイボヤ Ciona intestinalisの幼生と成体の写真です。
一見、不思議な形態をしていますが、
(ちなみにこのホヤは、暖かい海に住む食べられないホヤです。
東北や韓国で採れる食べられるホヤ(マボヤ)とは違います。
日本全国はもちろん、世界中、カリフォルニアや地中海でもたくさん採れます。)
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ヒト、マウスなど
脊索動物門に位置し、脊椎動物に最も近縁な生き物とされています。
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抗シナプトタグミン抗体
ホヤ幼生の中枢神経系を抗体染色したものです。
このようにホヤの幼生は背側に中枢神経系が存在するなど脊椎動物と共通の体制を備えています。
にもかかわらず、中枢神経系を構成する細胞数は約350個、ニューロンに限定すれば177個と非常に少数の細胞で構成されています(Ryan et al.2016)。
(ヒトの脳 1000億個、
ゼブラフィッシュ幼生の脳 100万個)
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ホヤの眼点
緑:各ニューロンマーカー
マゼンダ:核染色
我々は、ホヤ幼生のシンプルな神経系をモデルとして、
神経回路の発生とその機能について、細胞レベル・遺伝子レベルで解明することを目指しています。
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